コトリンゴの新作5曲入りミニアルバム。コトリンゴの曲はパターンが豊富だが、大きく分けると、打ち込みエレクトロ・ポップと、ピアノ弾き語りと、バンドサウンドがある。僕はバンドサウンドの曲が好きなので、バンドサウンドだけのアルバムを作って欲しいなあと思っていた。このアルバムはベースとドラムを入れたピアノトリオのコトリンゴバンドで作っている。プロモーションの写真なんかも揃いの衣装を着た3人で写っていて、しばらくコトリンゴバンドとして固定メンバーでやりそうな雰囲気だ。
聴いてみると、バンドとはいうものの、今までどおりいろいろな曲調がある。もっとジャズ・フュージョン志向でガンガンやるのかと思ったら、そういうものではなかった。いつもながらコトリンゴのピアノは表現力が豊かでアレンジもイメージが多彩だ。ファンタジックな短編映画に付けた音楽のようである。
それぞれの曲は良いのだが、僕の音楽耳はフルアルバムのサイズに適応し過ぎているので、このミニアルバムという形式は短くて困る。前菜だけで終わりみたいで物足りない。同じメンバーで夏にフルアルバムも出るらしいので、大いに期待します。
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