「ブルースに囚われて」 飯野友幸 編著
2015-03-16


ブルースに人文科学系の学者さんたちが様々な角度から論じている本。最近ブルースに興味があるので、読んでみた。絶版なので古本を買った。 本も薄いし、内容も物足りないけど、黒人英語の話は興味深かった。黒人英語にはアフリカの言語由来の特徴が残っているそうで、なるほどそういうことかと思うことがいろいろあった。 黒人英語の特徴は、例えばこんなものがある。 ・単音の単純化 (th音をtやdで置き換え) ・子音連続の単純化 (westをwes'と発音) ・Be動詞の省略 (She sick) ・Be動詞の原型用法 (She be tired) それから、リズムについて、 白人英語でWhat is she going to do?という文のリズムは  強・弱・弱・強・弱・強 これを黒人英語で What she gon do?と表現する場合のリズムは  強・強・強・強 になる。 カバーの写真がミシシッピ州クラークスデイルのクロスロードなのが良かった。
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