スティーリー・ダンのファーストアルバム。なんかユルイ雰囲気のロック。スティーリー・ダンと知らずに試聴機で初めて聴いたとしたら、欲しくならなかったと思う。生ピアノが活躍する曲は、ストレンジャーでブレイクする前のビリー・ジョエルに感じが似ている。
ドナルド・フェイゲン以外にもいろんな人がボーカルをとっているし、得意のややこしいコード進行もまだ控えめで、スティーリー・ダンらしくない。というか、こういう普通のロックから試行錯誤しながら音楽性を突き詰めていった末に「エイジャ」みたいなスティーリー・ダンの音に到達したのだなとわかる。
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