2009-08-16
無線LANの子機の調子が悪くなった。接触不良でUSBの接続が繋がったり切れたりする。触ってみると、あっちに倒すと接続、こっちに倒すと接続が切れることが分かった。これはどこかの半田が切れかけているにちがいない。
とりあえず分解して中を見てみることにする。ケースの合わせ目にピンセットを突っ込んでパカッとはずす。中には簡単な基板が1枚入っているだけである。金属ケースでシールドされた通信部と信号処理用ICが載っている。USB端子と基板をつないでいる半田が怪しいのでルーペで見てみる。亀裂などは見つからないが、とにかく半田をやり直そう。
細かい作業なので眼を近付けたいのだが、30センチより近くはピントが合わない。眼鏡をはずせば10センチくらいに近付けるが、眼鏡無しで半田作業をするのは危険だ。電気製品の工場で半田作業をするときは、眼の良い人もゴーグルみたいなのを付けるのである。しょうがないので30センチで手探り気味に半田をしてから、ルーペで確認した。細かい作業用に老眼鏡を買った方がいいかもしれない。
裸のままでパソコンに繋いでみると問題なく接続できた。カバーをパチンと被せて修理完了。壊れたモノを自分で修理できたときの達成感は人生における小確幸のひとつだといえる。
しかし、この子機は1週間ほど経ってまた壊れた。もう一度、中を開けて直そうとしてみたが、今度は修理不能。仕方がないので、新しいのを買ったら性能が上がっていて、接続が切れにくくなった。
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