ナイトフライ(1982)、カマキリアド(1993)に続くソロ三部作の三作目とのこと。一作目から完結まで24年も経っている。スターウォーズ並みだ。スターウォーズの映像は最初(IV)と最後(III)では全然違うが、ドナルド・フェイゲンの方はサウンドが全然変わらないところがすごい。
相変わらず音質はすごくいい。この音質だけでも聴く値打ちがある。昔ながらのエコーをあまりかけないデッドな録音も渋い。曲はいつものようにカッコいい。バックの演奏はシンプルだがめちゃくちゃ上手くて、リズムのキレが素晴らしい。
そういう完成度はスティーリー・ダンも含めれば30年くらい変わってないわけである。進歩がないような気もするが、ネタのいい寿司屋みたいなもので、旨いものを出し続けているんだから進歩なんてする必要もないのだ。
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